CWIの調整

隠しメニューの中にあるCWIという項目。この設定値と映像の関係を調べてみました。

この機体の初期値は、CWI=31（カラーホイール５倍速モード時）でした。この状態では、肩から腕の稜線にピンクの輪郭が乗ります。疑似輪郭も目立ちます。CWI値を動かして観察すると、26あたりが色ズレた疑似輪郭が見えず、最も良好な状態のようです。初期値は至適値よりも5ステップもずれていたことになります。

このように、良好な画質を求めるには、CWIが最適な状態に調整されていることが必須だと思われます。たまたま私の機体が何らかの原因で初めからズレていたのか、時間経過に伴って至適値がズレるのか、ファームウェアのバージョンアップの際に再調整が必要なのか、そこらへんが不明です。いずれにしても、現在の設定値が至適であるか、確認することは無駄ではないと思います。

ただし、これら隠しメニューにあるパラメーターは、サービスマンでもマニュアルや指示書に照らし合わせて慎重に調整する項目です。初期値をメモしておくのは当然、なにかあっても自己責任で初めの状態に復帰できるよう手立てを考えつつ調整しましょう。場合によってはメーカー保証も受けられなくなるかもしれません。あくまでも自己責任で。